CAST

ダグラス・ブース

[アルマン・ルーラン]

イギリス出身の若手俳優のなかでも、最も期待される逸材のひとり。1992年7月9日、イギリス・ロンドン生まれ。13歳からナショナル・ユース・シアターとジュニア・ギルドホールで演劇を学ぶ。2010年にBBCのTV映画『Worried About the Boy』にボーイ・ジョージ役で主演、翌年には『大いなる遺産』にピップ役で主演して注目される。また、リドリー・スコット製作のTVシリーズ『ダークエイジ・ロマン 大聖堂』にウスタシュ4世役で出演。映画では『Romeo & Juliette』(12)のロミオ役に抜擢され、ジュリエット役のヘイリー・スタンフェルドと共演した。そしてダーレン・アロノフスキー監督の『ノア 約束の舟』(14)でラッセル・クロウ扮するノアの息子、セム役を演じ、売れっ子俳優の仲間入りを果たす。さらに、英国若手俳優陣が集結した『ライオット・クラブ』(14)、ウォシャウスキー姉弟の『ジュピター』、BBCのミニシリーズ『そして誰もいなくなった』などに出演。『高慢と偏見とゾンビ』(16)ではビングリーを演じた。2017年春には、映画化もされた舞台劇「Speech & Debate」でウエストエンドデビュー。待機中の映画作品に『The Limehouse Golem』、『Mary Shelley』がある。

ロベルト・グラチーク

[フィンセント・ファン・ゴッホ]

1983年、ポーランド生まれ。2006年にヴロツワフ国立演劇芸術大学を卒業し、2009年よりレグニツァにあるポーランド最大級の劇場、モジェスカ・シアターに所属。演技力のある俳優陣を抱えていることで名高いこの劇場で、プロの舞台俳優として40本近い作品に出演している。フィンセント・ファン・ゴッホに似てるよね、と電話がかかってきたのが2年前のこと。そんなことを言われたのは初めてだったが、その日のうちに国際的な長編映画の主役オーディションに行く羽目になった。学校を出て以来まともに英語を話したことがなかったが、あれよあれよという間に衣装とメイクを施され、フィンセントの手紙を英語で朗読させられたという。自分の仕事を愛しているし、そしていま、フィンセントを愛している。だから自分はラッキーだと語る。

エレノア・トムリンソン

[アドリアーヌ・ラヴー]

1992年、イギリスのロンドンで生まれ、その後イースト・ライディング・オブ・ヨークシャーのビバリーに移住。父親のマルコム・トムリンソン、母親のジュディス・ハイバートも舞台で活躍する俳優。弟のロスも俳優。2005年、13歳のときにTVドラマ『Falling』でキャリアをスタート。翌年、『幻影師アイゼンハイム』でジェシカ・ビール扮するヒロインの少女時代を演じて映画デビューする。その後、『ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラな毎日』(08)、ティム・バートン監督の『アリス・イン・ワンダーランド』(10)などの映画に出演。ブライアン・シンガー監督の『ジャックと天空の巨人』(13)では主役のプリンセス・イザベルを演じた。TVでは、英国アカデミー賞を受賞したドラマ『風の勇士 ポルダーク』 シリーズにデメルザ役で主演。2014年、スクリーン・インターナショナル誌の「明日のスター」のひとりに選出されている。

ジェローム・フリン

[ガシェ医師]

1963年3月16日、イギリスのケント州ブロウリー生まれ。父は俳優で歌手のエリック・フリン。88年にスタートした『Fear』のフレディ役で頭角を現し、映画『サマーストーリー』(88)、『KAFKA 迷宮の悪夢』(91)、などに出演。一躍注目されたのは、91年~95年に主演したTVシリーズ『Solder Solder』。このとき共演したロブソン・グリーンと歌った「Unchained Melody」はシングルとしてリリースされ、チャート1位の大ヒットになった。近年、最もよく知られているのは、2011年にスタートし、エミー賞12冠に輝いた大ヒットシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』での傭兵ブロン役だろう。また、『リッパー・ストリート』(13~)で演じたベネット・ドレイク役では英国アカデミー賞テレビ部門助演男優賞にノミネートされている。

シアーシャ・ローナン

[マルグリット・ガシェ]

アイルランドが生んだ、若き名女優。1994年4月12日、アイルランド人の両親のもとにアメリカ・ニューヨーク州ブロンクスで生まれ、3歳のころアイルランドに移り住む。13歳のときに出演したジョー・ライト監督の『つぐない』(07)で強烈な印象を残し、史上7番目に若いアカデミー賞候補となった。その後、ピーター・ジャクソン監督の『ラブリーボーン』(09)、ジョー・ライトと二度目のタッグでアクションに挑んだ『ハンナ』(11)、ニール・ジョーダン監督の『ビザンチウム』(12)、ウェス・アンダーソン監督の『グランド・ブダペスト・ホテル』(13)などで、順調にキャリアを伸ばす。そして15年、ジョン・クローリー監督の『ブルックリン』に主演、アイルランドの田舎町からニューヨークのブルックリンに移住した少女の揺れ動く心情を演じ、二度目のアカデミー賞ノミネートを果たした。2016年には舞台「The Crucible(るつぼ)」でブロードウェイデビュー。今後も、グレタ・ガーウィグの監督デビュー作『Lady Bird』、スコットランド女王のメアリー・スチュアートを演じる『Mary Queen of Scots』など主演作が目白押しである。

クリス・オダウド

[郵便配達人ルーラン]

1979年10月9日、アイルランドのスライゴ州で生まれ、ロスコモン州ボイルで育つ。ダブリン大学で政治学を学ぶが中退し、ロンドン音楽演劇アカデミーで演技を学ぶ。2006年に始まったイギリス・チャンネル4のシットコム『ハイっ、こちらIT課!』のロイ役で一躍、人気コメディアンに。その後は活躍の場を広げ、映画では『パイレーツ・ロック』(09)、『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』(11)、『40歳からの家族ケーカク』(12)、『ソウルガールズ』(12)、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(12)、『ヴィンセントが教えてくれたこと』(14)、『疑惑のチャンピオン』(15)などに出演。また、企画・脚本・主演したアイルランド発のシットコム『Moone Boy』ではアイルランド・アカデミー賞のみならず、ゴールデングローブ賞を受賞した。14年にはジェームズ・フランコ共演の舞台「二十日鼠と人間」でブロードウェイデビューし、トニー賞候補に。現在は『ゲット・ショーティ』のTVシリーズ版を撮影する傍ら、製作・脚本・主演を務める『Adventure of Super Frank』を準備中。

ジョン・セッションズ

[タンギー爺さん]

1953年1月11日、スコットランドのラーグス生まれ。35年にわたるキャリアにおいて100本を超える映画とテレビに出演している。主な出演映画に、『バウンティ/愛と反乱の航海』(84)、ケネス・ブラナー監督/脚本/主演の『ヘンリー五世』(89)、『世にも憂鬱なハムレットたち』(95)、『ギャング・オブ・ニューヨーク』(02)、『終着駅 トルストイ最後の旅』(09)、『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件』(15)、『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』(16)などがある。

エイダン・ターナー

[貸しボート屋]

1983年6月19日、アイルランドのサウスダブリン生まれ。ダブリンの名門ガイエティ演劇学校に学び、アビー・シアターの「ロミオとジュリエット」などへの出演で注目される。2009年、TVシリーズ『Desparate Romantics』のダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ役で初主演。ピーター・ジャクソン監督のファンタジー『ホビット』三部作でキーリ、ヴァンパイアのドラマ『ビーイング・ヒューマン』でジョン・ミッチェルを演じて大ブレイクを果たした。最近では、英国アカデミー賞を受賞したTVシリーズ『風の勇士 ポルダーク』 で主役のロス・ポルダークを、『シャドウハンター』でルーク・ギャロウェイを、BBCのミニシリーズ『そして誰もいなくなった』ではフィリップ・ロンバートを演じている。待機中の主演作に、ジム・シェリダン監督の『The Secret Scripture』がある。英誌「Glamour」選出の“最もセクシーな男性”では2016年に第1位、2017年は第2位に輝いている。

ヘレン・マックロリー

[ルイーズ・シュヴァリエ]

1968年8月17日、イギリス・ロンドン生まれ。ロンドンのドラマ・センターで演技を学び、舞台でキャリアをスタート。06年に「お気に召すまま」でオーレンス・オリヴィエ賞にノミネートされ、2015年にはナショナル・シアターの「王女メディア」で批評家協会演劇賞の主演女優賞を受賞した。映画では、ハリー・ポッター・シリーズ最後の3作『ハリー・ポッターと謎のプリンス』、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』で演じたナルシッサ・マルフォイ役でよく知られている。そのほかの出演作に、ブレア首相夫人を演じた『クィーン』(06)、『ヒューゴの不思議な発明』(11)、『007 スカイフォール』(12)、『ウーマン・イン・ブラック2 死の天使』(15)などがある。