STAFF

ドロタ・コビエラ

脚本/監督

ポーランドに生まれ、ワルシャワ芸術アカデミーを卒業。4年間にわたり絵画とグラフィックスで優秀な成績を収め“文化省奨学金”を贈られる。友人を通してアニメーションと映画に出会い、ワルシャワ映画学校監督学部に入学、すぐさま新しい芸術分野の習得に没頭する。1本の短編実写映画『The Heart in Hand』(06)と5本の短編アニメーション映画『The Letter』(04)、『Love me』(04)、『Mr. Bear』(05)、『Chopin's Drawings』(11)、『The Flying Machine』(11)、『Little Postman』(11)を監督。『Little Postman』は、世界初の、そして彼女の知る限り唯一の立体視ペインティング・アニメーション映画で、LA 3D映画祭、3Dステレオ・メディア(リエージュ)、3D映画・音楽祭(バルセロナ)で短編立体視映画賞を受賞した。6本目の短編アニメーション映画になるはずだった『Loving Vincent』では、絵画と映画への情熱を融合させるべく自ら全編の絵を描こうとしていた。しかしプロジェクトが長編映画に拡大したことで、脚本と監督として124人の画家の指導にあたることになった。

ヒュー・ウェルチマン

共同脚本/共同監督/製作

1975年、イギリスのバッキンガムシャー生まれ。オックスフォード大学の哲学政治学経済学部を卒業後、ロンドンの国立映画テレビ学校へ。卒業制作映画としてプロデュースした『Crow Stone』(01)がカンヌ国際映画祭でシネファウンデーション賞を受賞し、サム・メンデス=シェイクスピア奨学金を獲得する。モンティ・パイソンの短編映画の製作でプロとしてのキャリアをスタートした後、ブレイクスルー・フィルムズを設立。2008年、『ピーターと狼』でアカデミー短編アニメーション賞を受賞。同作は他にも、アヌシー・クリスタル賞、ローズ・ドールなど数々の賞に輝いた。11年の『Fat Hanster』では脚本も担当。私生活でもパートナーであるドロタ・コビエラの作品はすべてプロデュース、『ゴッホ~最期の手紙~』のアイディアに惚れ込んで以来、二人三脚で同作に取り組んでいる。

ショーン・ボビット

製作

バージニア大学を国際関係学学士で卒業。平和部隊として赴いたポーランドがいたく気に入った彼はアメリカへの帰還を先延ばしにし続け、ついにポーランド屈指の大手シネマ・コンプレックス・チェーンのシルバー・スクリーンを友人たちと設立、CFOとCEOを務めた。2010年、同社がマルチキノに吸収合併されると、ブレイクスルーのプロデューサーになるようウェルチマンに誘われて本作に取り組んだ。

イヴァン・マクタガード

製作

BMSファイナンスにて映画とメディア投資のディレクターを務めた後、2010年、製作/製作総指揮としてトレードマーク・フィルムズに入社。それ以前には『シャロウ・グレイブ』(94)『リトル・ダンサー』(00)、『ベッカムに恋して』(02)、『月に囚われた男』(09)、『ファクトリー・ウーマン』(10)、など、数多くのイギリス映画のヒット作の資金調達に携わっている。また、『ジェニファー・ラブ・ヒューイットのTrue Love』(04)や『マリリン 7日間の恋』(11)では製作総指揮を務めた。

デヴィッド・パーフィット

製作総指揮

1958年7月8日、イギリスのタインアンドウィア州サンダーランド生まれ。フリーの映画、テレビ、舞台プロデューサーとして30年以上にわたって活躍してきた。手がけた作品には、『から騒ぎ』(93)、アカデミー賞4部門ノミネートの『英国万歳!』(94)、『十二夜』(96)、アカデミー賞4部門ノミネートの『鳩の翼』(97)、作品賞を含むアカデミー賞7部門、英国アカデミー賞4部門受賞の『恋におちたシェイクスピア』(98)、アカデミー賞2部門ノミネートの『マリリン 7日間の恋』(11)などがある。2008年から2010年までBAFTA会長を務め、現在はフィルム・ロンドン会長である。

クリント・マンセル

音楽

1963年1月7日、イングランドのコヴェントリー生まれ。1987年~96年、ロックバンド“ポップ・ウィル・イート・イットセルフ”のリードシンガー兼ギタリストとして活躍。その後、ダーレン・アロノフスキー監督と出会い『π』(98)で映画音楽家としてデビュー。以後、アロノフスキー監督作は『レクイエム・フォー・ドリーム』(00)、ゴールデングローブ賞作曲賞にノミネートされた『ファウンテン 永遠につづく愛』(06)、『レスラー』(08)、『ブラック・スワン』(10)、『ノア 約束の舟』(14)とすべて手がけている。そのほかの作品に『サハラ 死の砂漠を脱出せよ』(05)、『月に囚われた男』(09)、『恋と愛の測り方』(10)、『イノセント・ガーデン』(13)、『ハイ・ライズ』(16)、『ゴースト・イン・ザ・シェル』(17)など、人々の記憶に残る映画音楽を数多く手掛けている。

トリスタン・オリヴァー

撮影監督

とくにアニメーション、ストップモーション・アニメーションの分野を得意とする撮影監督。学生時代には、『アナザー・カントリー』(84)にファウラー役で出演した経験がある。その後、ブリストル大学、ブリストル映画学校を卒業。モスクワ映画学校にも短期間、留学していた。コマーシャルの撮影監督としてキャリアをスタートし、アードマン・スタジオのニック・パーク監督とはアカデミー賞を受賞した『ペンギンに気をつけろ!』(93)、『ウォレスとグルミット 危機一髪!』(95)、『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』(05)などで長きにわたりコラボレーションを行ってきた。そのほか、ウェス・アンダーソン監督の『ファンタスティックMr.FOX』(09)、アカデミー賞にノミネートされた3Dストップモーション・アニメ『パラノーマン ブライス・ホローの謎』(12)などを手がける。現在は、ウェス・アンダーソン監督による2作目のアニメーション『Isle of Dog』で撮影監督を務めている。

ウカシュ・ジャル

撮影監督

1981年、ポーランド生まれ。06年にウッッチ国立映画学校を卒業。アカデミー賞に輝いたパヴェウ・パヴリコフスキ監督の『イーダ』でアカデミー賞と英国アカデミー賞の撮影賞にノミネート。自身初の長編作品となった同作で、2013年カメリマージュ金蛙賞、第28回グディニャ映画祭、第29回ワルシャワ国際映画祭、第20回ミンスク国際映画祭、第20回ワルシャワユダヤ人映画祭、アメリカ撮影監督組合賞、メディアス中央ヨーロッパ映画祭、サンフランシスコ映画批評家協会、ポーランド撮影者協会賞、ヨーロッパ映画賞など数々の撮影賞を受賞している。